VecimaとBluepeakは業界初のクラウドベースの分散型アクセスアーキテクチャコントローラをAWS上に導入したことを発表しました

ブロードバンドソリューション

・パブリッククラウドからリモートMACPHYノード制御を実証する最初のPoCテストを実施しました。

・VecimaのEntraアクセスコントローラ(EAC)がAmazon EC2上に導入され、AWSセキュアサイト間VPN技術を活用しました。

・VecimaのリモートMACPHY(R-MACPHY)ノードがBluepeakのネットワークに配備されました。

・クラウドベースの分散型アクセスアーキテクチャ(DAA)の技術的な実現可能性を証明する導入となります。

ビクトリア、ブリティシュコロンビア州、及びデンバー、コロラド州(2022年2月8日)
Vecima Networks Inc. (TSX:VCM)とBluepeakは本日、サウスダコタ州、ミネソタ州、オクラホマ州、ワイオミング州全域で事業を展開する革新的で急成長しているインターネットプロバイダーであるBluepeakが、VecimaのEntra SC-2D R-MACPHYノードを配備し、アマゾンウェブサービス(AWS)クラウドにおいて安全で容量スケーリングが可能なウェブサービスであるAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)上でEntraアクセスコントローラを動作させ、ノードの管理及び制御をさせることに成功したと発表しました。このPoC実証は、最新のクラウドコンピューティングの規模、セキュリティ及び信頼性が、革新的なブロードバンドネットワークに直接寄与することを実証します。

ハイブリッドファイバー同軸ケーブル(HFC)ネットワークは、現在膨大な年間成長率で推移しているIPビデオトラフィック、高速データサービス、ビジネスアプリケーションの爆発的な増加に圧倒されています。このような増大する帯域幅の要求に対応するため、ケーブル事業者は既存のネットワークの容量を向上させ、運用コストを削減し、ラストマイル信号品質を向上させるソフトウェア駆動型のオールIP分散型アクセスアーキテクチャ(DAA)に目を向けています。DAAアーキテクチャは、新しいサービスを迅速に導入し、ネットワークをコスト効率よくアップグレードしようとしているケーブル事業者にとって不可欠になってきています。

VecimaのEntra DAAソリューションによりBluepeakのような事業者は既存のHFCインフラストラクチャの容量を増やし、ケーブル固有の設備ベースのネットワークハードウェアをほとんど排除して全体的なスペースと電力要件を削減できます。VecimaはAWS上で最新のソフトウェア構造を活用して重要なインフラストラクチャを最適化します。つまり、DOCSISメディアアクセスコントロール(MAC)をノードに配置し、制御プレーンと管理プレーンをクラウドに配置します。これにより事業者はシンプルな標準ベースのIP機器を設備に導入することでネットワーク容量を拡大できます。

VecimaのEntraアクセスコントローラを Amazon EC2環境に配置することは、アクセスネットワーク向けクラウド主導型のインテリジェントでコスト効率の高いクラウドサービスへの最初のステップです。ケーブル事業者はオンプレミスのコンピューティング環境とクラウド環境を構築および管理することなく、AWSのスケーリング、セキュリティ、信頼性をすぐに活用でき、DAAの導入にかかる時間を短縮し全体的なコストを削減できます。

同時に、 データレイク、人工知能(AI)、機械学習(ML)サービス、データ分析など膨大な一連のAWSサービスは、この革新的なアーキテクチャの拡張機能となります。多くのケーブル事業者は固定回線およびモバイルサービスの統合戦略を模索しており、AWSの柔軟性により現在および将来のブロードバンドネットワークゲートウェイ(BNG)、Wi-Fi、および5Gネットワークがシームレスにケーブル事業者のサービス提供の一部になることを意味します。

「AWSは、この革新的なプロジェクトでVecimaとBluepeakの両社と協力することをうれしく思います。」と、AWSのディレクター兼ワールドワイド電気通信ビジネス開発責任者であるSameer Vuyuru氏は述べています。「最新のケーブルアクセスネットワークの重要な要素をAWSに移行することで、ケーブル事業者は高速でより低コストな統合ネットワークを安全かつ確実に拡張できます。このPoCは、AWS Outposts、AWS AI&ML、データレイク、IoT、ブロードバンド管理技術を活用して、ケーブルのさらなる革新の舞台となることを実証します。」

「VecimaのクラウドDAAをBluepeakと共にAWS上で実施したPoCは、DAAがネットワークへの導入において非常に柔軟であることを示しています」と、Dell’Oroグループのブロードバンドアクセス&ホームネットワーキング担当副社長のJeff Heynen氏は述べています。「スペース、電力、信号品質は短期的なメリットですが、長期的なメリットは、事業者がクラウドを所有しているか、サードパーティのクラウドを所有しているかにかかわらず、仮想化とクラウドを中心に構築する技術革新です。」

「Bluepeakの目的は、革新的なソリューションを適用して、可能な限り最も効率的な方法でビジネスを成長させながら、お客様に最高のサービスを提供できるようすることです。」と、Bluepeakの最高執行責任者であるCash Hagan氏は述べています。「市場投入までの時間を短縮し、コストを削減する方法を常に模索しており、VecimaとAWSと協力してこのクラウドベースのアプローチを証明できることをうれしく思います。」

「この画期的なプロジェクトでBluepeakとAWSと協力することを誇りに思います。」と、Vecimaの最高執行責任者であるClay McCreeryは述べています。「当社のケーブルおよびファイバーアクセスソリューションは、クラウドベースのアーキテクチャに最適です。他のケーブルアクセスアプローチとは異なり、リモートMACPHYは、すべてのケーブル固有の機能をノード内のネットワーク端末に配置します。その結果、遅延に影響を受けやすい機能とデータ集約型の機能はネットワーク内にとどまり、コントロールのみがクラウドに配置されます。クラウドベースのDAAは、ハブスペースの要件を事実上排除し、ハブの撤去を可能にし、不動産費用を削減します。」

Bluepeakについて
Bluepeak(Clarity Telecom LLC)は、サウスダコタ州、ミネソタ州、オクラホマ州、ワイオミング州で今日広大なブロードバンド事業者として知られています。2022年の夏には、これらの市場でBluepeakとしてブランド変更される予定です。
詳細については、
www.mybluepeak.comをご参照ください。

Dell’Oroグループについて
Dell’Oroグループは通信市場の17以上の分野について継続的に調査を行っている事業者で、四半期レポートと5年予測レポートを定期的に出版しています。
Dell’Oroグループ詳細については、
www.delloro.comをご参照ください。

Vecima Networks社について
Vecima Networks Inc.(TSX:VCM)は、ブロードバンドアクセス、コンテンツ配信、テレマティクス向けの統合ハードウェアおよびスケーラブルなソフトウェアソリューションの開発に注力するグローバルリーダーです。世界をリードするイノベーターが、Advance、Connect、Entertain、Analyzeを実現可能とすることをサポートしています。コンテンツ配信とストレージを変革し、大容量のブロードバンドネットワークアクセスを可能にし、データ分析を合理化するテクノロジーを提供します。
VecimaのEntraソリューションの詳細については、
https://vecima.com/solutions/distributed-access/を参照してください。または
www.vecima.comで当社のウェブサイトをご覧ください。
ご質問、ご連絡は vbsinfo▲vecima.co.jpへお願い致します。
※▲を「@」に置き換えてください。

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